MRI検査の特徴
MRI検査は身体の様々な部位を検査することができます。特に脳·脊椎·肩·四肢·骨盤などの診断に優れています。
整形外科領域では、骨折や脱臼の診断、靭帯損傷や軟骨の損傷と変形などの怪我、関節炎や腱鞘炎などの診断を得意としています。
X線検査だけでは診断しづらい、骨折による周囲の筋肉の炎症、筋肉·靱帯·腱などの炎症反応と断裂状態、軟骨変性やさらに骨折が新しいものなのか·古いものなのかという時期まで正確に判断するのに有用です。
X線検査で異常が認められなくても、MRI検査で原因が特定できるケースは珍しくありません。
痛み·しびれの原因は、視診や触診だけでは特定が難しいことがあります。
画像所見をもとに痛み·しびれを引き起こしている原因、例えば神経の圧迫などを特定し適切な治療方針を検討していくことが出来ます。
スポーツ障害もMRI検査の得意分野です。靱帯損傷や筋断裂、関節部の炎症、膝関節の半月板損傷、腰椎分離症などの診断に適しています。
脳神経外科領域では、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患や脳腫瘍などを調べることができます。
特に3.0T MRI装置は、脳血管の描出能力が向上し、小さな動脈瘤や走行異常などの血管病変の診断に有効です。病気を早期に発見し、脳疾患のリスクを軽減できます。
診察時に医師から患者様にMRI画像を示しながら説明することで検査結果の理解が深まりやすいと考えています。